募集要項

勤務先

北海道天塩町内（詳細は着任後に決定）

MAP

最寄り駅

◇JR宗谷本線
・JR幌延駅まで車で約30分

受動喫煙防止措置

敷地内禁煙

採用予定人数

1名

雇用形態

フルタイム会計年度任用職員として雇用

期間の定め

あり

期間

任用月から3年間

契約の更新

あり（隊員と町の協議による）

契約の上限

あり（年度ごとに更新し、最大3年）

勤務開始日

勤務開始日は双方で相談の上、決定します。

仕事内容

放牧酪農の研修・実践を通じて、酪農技術と経営ノウハウを習得。指導農業士や先輩農家のもとで、飼養管理、搾乳、牧草地管理などの基本技術から、ファームウォークによる営農プラン策定、収益管理まで幅広く学びます。将来的な事業承継・新規就農に向けた準備も並行して進めていただきます。

募集の背景

北海道天塩町は、町の面積の約3割を牧草地・牧場が占める「酪農フロンティア」であり、広大な土地を活かした大規模酪農が盛んです。しかし、持続可能な酪農経営を確立し次世代の担い手を確保するため、新規の挑戦者を求めています。特に、物価高騰の時代だからこそ注目されるのが、コストを抑えられる放牧酪農です。放牧酪農は、牛を広大な牧草地で自由に飼育し、配合飼料をほぼ使わないため飼料コストを大幅に削減できるうえ、糞尿処理などの手間も省け、労働力削減にもつながります。また、天塩町は酪農が盛んな他地域と比べても土地価格が約1/3と安く、初期投資を抑えながら新規参入しやすい環境が整っています。町には放牧酪農の先進国であるニュージーランドの技術を活用して成果を出す先輩農家や専門家がおり、酪農技術だけでなく、経営のノウハウ（営農プラン策定、収益管理など）もしっかり学べるため、将来的な事業承継や新規就農を目指して、新しい酪農ビジネスに挑戦したい方を募集しています。

教育・研修について

天塩町では、単なる作業技術の習得に留まらず、「稼ぐ力」を身につけたプロの酪農家を目指せる実践的な教育・研修体制を整備しています。特に、ニュージーランドの技術をとり入れた放牧酪農で成果を出す先輩農家から、技術と経営能力を直伝いただけます。指導では、データに基づき利益の最大化を目指す草地の管理技術である「ファームウォーク」という手法も活用。大規模投資に頼らず、「小負担で収益を確保する」ための実践的なノウハウを体系的に学ぶことができ、持続可能な酪農経営の実現を強力にサポートします。

資格

普通自動車免許（AT限定可）

求める人物像

未経験者応募OK、2025年度卒業予定の学生さんも応募OK
※農業の技術は一切問いません。極端な話、これまで牛に触れたことがない方でも問題ありません。大切なのは「やる気」と「経営マインド」です。

対象

※総務省の制度「地域おこし協力隊」募集のため対象者が限定されます
◇応募時点で3大都市圏、政令指定都市、県庁所在地、中核市等（過疎・山村・離島・半島地域以外の都市地域）に住民票がある方、又は同一自治体において地域おこし協力隊として2年以上活動し、解嘱から1年以内の方のうち、当町へ住民票を異動することができる方
◇北海道でもお住まいの地域により対象となりますので、該当地域については、天塩町にお問い合わせください。
◇地域の特性を尊重し、地域住民や関係者と積極的にコミュニケーションを図ることができる方
◇地域住民と協力しながら地域づくりに情熱を持って取り組める方
◇雇用期間終了後、天塩町に定住する意欲のある方
◇地方公務員法第16条の欠落事項に該当しない方

時間

5：00〜20：00の間で実働7時間45分のシフト制（休憩1時間／実働7.75時間）
※農作業研修、支援業務に従事する際は、不規則変形な勤務となることがあります。

休憩時間

60分

休日

週休2日制（週5日勤務／実働38時間45分）

休暇

◇年末年始（12月31日〜翌1月5日まで）
◇年次休暇（初年度は10日間の年次休暇を付与します。翌年度以降は労働基準法の規定に基づき付与します）
◇特別休暇（夏季休暇、忌引休暇、結婚休暇など）

給与

月給230,000円（1年目）

諸手当

住宅手当（月3万円まで家賃補助有）、時間外手当（活動のため時間外勤務が必要な場合）、通勤手当（規定有）、活動に要する経費や研修旅費は予算の範囲内で支給

福利厚生

各種社会保険完備、民間アパート等の斡旋有（転居費用・住宅料・光熱水費は自己負担）、車の借上料支給、副業OK（町長が認めた場合に限る）、農業改良普及センターによる技術指導有、指導農業士による研修受け入れ体制完備

昇給・賞与

2年目以降の昇給有

自然環境アピール

◇天塩町は、北海道の北西部、天塩川の河口に位置し、豊かな自然と歴史に育まれたマチです。現在の人口は約2,500人ですが、人々は温かく、活気に満ちています。
◇8月平均気温19.5℃と夏でも涼しい環境が魅力です。気候については日本海特有の湿った風が強く、降雪量としては札幌市と同等くらいです。
◇主要な産業は、冷涼な気候と広大な土地を活かした酪農と、漁業です。特に、天塩川で獲れる高品質なヤマトシジミはマチの代表的な特産品であり、「しじみの天塩」として知られています。

住環境アピール

天塩町は、札幌や新千歳空港からは距離がありますが、稚内空港の利用で東京圏からのアクセスが可能です。自然に囲まれながらも、生活基盤は確保されている点が特徴です。
◇札幌市まで車（高速道路利用）で約3時間50分
◇札幌市と天塩町を結ぶ、高速乗合バス「特急はぼろ号」が1日4往復運行
◇稚内空港から天塩町までは車で約1時間20分
◇羽田空港から稚内空港まで約1時間50分（直行便）
◇新千歳空港まで車（高速道路利用）で約4時間30分
◇スーパー（チューオー天塩店）、ドラッグストア（ツルハ天塩店）、ホームセンター（DCMニコット天塩店）などがあり、食料品や日用品は町内で購入することができ便利に暮らすことができます。
◇保育所1所、認定こども園1園、小学校1校、中学校1校、高等学校1校、天塩町立国民健康保険病院、歯科医院2件、薬局、特別養護老人ホームがあり、安心して暮らすことができます。
◇天塩町では光回線はまちの全域で整備されているので、自宅でのテレワークも安心です。

関連リンク

◇天塩町の地域おこし協力隊でどんな人が働いているのか、何をしているのかなど、職場の雰囲気がよく分かる記事を、地域活性化Webサイト「北海道の人、暮らし、仕事。 くらしごと」にて掲載中ですので、ぜひこちらもご覧ください。

補足情報

★【町の手厚いサポート】
天塩町には新規開業される方、新規就農を志す方、子育て世代の方等に手厚い支援制度があります。天塩町には移住者のみなさんが新天地での生活を始めるにあたっての不安を解消するための制度が数多くあります。
★【お試し移住】
天塩町では、町への移住を検討されている方を対象とした「お試し移住住宅」を運営しております。移住に興味はあるけれど、知らない町にいきなり住むことは、不安がたくさんあって、難しいことだと思います。この「お試し移住住宅」では、様々な不安をお持ちの移住希望者さんに、納得して町に移住・定住していただくお手伝いができるよう、天塩町の暮らしを「ちょっとだけ」体験していただけます。
★【退任後のイメージ】
天塩町ではこれまで19人が着任し、約40％がその後も定住しています。地域おこし協力隊としての経験を積む中で、地域の人々とのつながりや町の暮らしに深く根ざすことができます。退任後も、培った知識や人脈を活かし、地域に根付いた仕事に就く、もしくは起業支援の補助金を受けて自ら新たなビジネスを立ち上げるなど、天塩町の一員として地域の発展に貢献できる多様な可能性が広がっています。
★【創業や事業承継を応援】
天塩町では、創業（第二創業）又は会社や商店を他者に承継する際に発生する経費の一部を補助する制度を設けました。創業（第二創業を含む）及び事業継承する町内の個人及び法人等に対し、対象経費の一部を補助します（令和4年4月1日以後の場合に適用されます。令和8年度まで）。補助は、対象経費の2分の1（上限300万円）となります。